9月14日説明会でお伝えできなかったこと



こんにちは、開智望小学校準備室広報担当の野口です。
いつも開智望ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログは、毎回開智望小学校の教育について、紹介しております。


さて、9月14日(日)守谷市中央公民館で開智望小学校の説明会を開催いたしました。

3連休の中日にもかかわらず多くの方にご参加いただき心より感謝いたします。

また、アンケートや個別相談会の中で保護者の皆様のご期待の大きさをひしひしと感じ
より一層最高の学校を創設するための準備をしなくては、と思いました。


私は、説明会の中で2年生の2学期の探究活動の様子をお伝えしましたが、
一つだけ、お伝えしそこなったことがあります。



その内容を今回はご紹介したいと思います。




<<理事長の理念をどう実践するのか?>>


それが私の探究活動に関するお話のメインテーマです。


開智望小学校の使命とは、国際社会に貢献できる人材を育成することです。

そのコアになるのが探究型の学びです。

探究型の学びという理事長の話の中で

1.書く力
2.エピソード記憶

という内容がありました。


1.書く力


開智学園で学ぶ高校生の特徴として、書く力の強さがあげられます。
模擬試験で多くの高校生が苦手とする「記述問題」を難なく開智学園の生徒たちは、
解くことができるのです。

これまでの網羅するだけのカリキュラムでは、
なかなか書く力というものは、付かないのではないでしょうか。

「教科書のここからここを暗記しよう。」
なぞりと確認だけの授業と一夜漬けでは、
断片的な知識の穴埋めは可能です。しかし、東大の入試ではこんな問題が出題されます。



 「なぜ北条氏は実権を握ったにもかかわらず、将軍になれなかったのか?」

     相澤 理 (著)『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史』より

問題集の用語に緑のペンで印をつけて、赤い下敷きで隠すような勉強法で
この問題が解けるのでしょうか。


つねに、「なぜこうなるのか?」「もしこうなっていたらどうなったか?」
歴史を通して考えるような授業を小さいうちから受けて、みんなで議論する習慣がなければ、
大抵太刀打ち出来ないと思います。

私が実践する探究活動では<<探究ノート>>を使って日常的に「問題設定→仮説→検証→考察→新しい問題」
というサイクルを回していきます。もちろん全ての探究ノートがテーマに直結するとは限りません。
しかし、その一件ムダとも思える作業により、知識は体系化され、情報の取捨選択ができるようになり、
結果的に思考力が身につくのではないでしょうか。

「なぜを考えて、いつも調べたことを記録し、あとからふりかえる。」ここに思考力アップのヒントがあると
考えています。

以上の内容は、説明会でも簡単にお伝えできました。


2.エピソード記憶


この話を私がしそこなってしまいました。

理事長の話の中で、エピソード記憶というキーワードがありました。


心で記憶したことを人は忘れません。


小学校の時の授業を覚えている大人はどれくらいいるのでしょうか。
もし、大人になっても忘れない授業があるとしたら、それはどんなものなのでしょうか。

大人になっても忘れない授業のヒントこそ心で記憶する、すなわちエピソード記憶ではないか
と考えています。


エピソード記憶とは、体験したことや思い出です。
あの日、あの時、あの場所でやったことをすぐに思い出すことができるというものです。


エピソード記憶とはストーリーとしての記憶です。


青春の1ページと聞くと「なるほど」と思っていただけるかもしれません。


たとえば、甲子園球児が引退試合で負けた瞬間などは、30年後の同窓会でも
鮮明に語られるでしょう。

私自身も小学生の時に応援団長をやり、優勝旗をもらう直前で履いていたゲタが壊れ、
全校児童に笑われた記憶は一生わすれないと思います。


エピソード記憶をつけるために、すなわち一時的に記憶されるような授業ではなく、
本物の学びを一生子どもたちの頭や心に保っていられるようにするには、探究型の学びが最適です。

なぜでしょうか。

探究型の学びは、
本物に触れて、さまざまなフィールドワークに出かける。
プロの話を訊く。実際にイベントを開いて行動を起こす。

すべてのプロセスが教室を飛び出し、社会とつながるためストーリー性の高いものとなります。

こうして体験したことを振り返り、経験化することで、いざというときに引き出すことも可能となり、
プレゼンテーションや、論文作成の時に、すんなりとアウトプットできるでしょう。


私が行っている探究でも昆虫を扱うため、実物の昆虫に触れる機会を作りたいと考えています。







と、ここまで書いてきましたが、

子どもの教育に関して人一倍考えられ、最適な子育てを模索している読者の皆様には、
今日のブログの内容は、釈迦に説法のような気がしてなりません。

以上が本日の内容です。

今回は説明会の補足になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回以降は、子どもたちの思考の変化などを細かく紹介していきたいと思います。