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振り返れば、そこには・・・(2年生2学期探究活動折り返し)

教育観


こんにちは、開智望小学校準備室広報担当の野口です。
いつも開智望ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、毎回開智望小学校の教育について紹介しております。


・振り返れば、そこには・・・

探究活動は台風の影響で1回授業数が減り全14回のうち7回目まで
10月17日で終了しました。

ちょうど半分まで来ました。

子どもたちは昆虫というトピックから、ファンクションやチェンジというコンセプトを理解し、最終的にはセントラルアイディア(世界観)を身につけるために長い旅路を歩んでいます。

さて、金曜日の6時間目、子どもたちが集まってきました。

最初は、これまで話し合い調べ考えてきたことの発表です。

模造紙に書いたことをもとにクラスの半分ずつに分かれてプレゼンテーションを行いました。

ここからが大切なところです。

最後に子どもたちに納得のいくプレゼンテーションを行ってもらうために、初回はあえて準備が不十分なままプレゼンテーションを実施してもらいました。

なぜそうしたかというと、振り返る機会を作りたかったからです。

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Reflective
自己の学習と経験を深い洞察力をもって熟考します。個人の学習と成長を促すため、自分の長所と短所を評価し、理解することができます。
※出典:帝塚山学院教職員Making the PYP 翻訳
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国際バカロレアでは上記のように学習者像として振り返りが示されています。

今回のグループワークとプレゼンテーションでは、どんな観点で振り返ればいいのだろうか考え、次の3つに絞りました。

そして、子どもたちに3つに関して、次のグループワークとプレゼンテーションではどうしたいか、を付箋に書いてもらいました。

(1)プロセス 「はっぴょうのじゅんび」
たくさん考える
みんなときょうりょくする
はっぴょうのときたくさんはなせるようにしたい
ものを作る
かんたんな説明をすればよかった
もくひょうを立てる
先生にどうがをとってもらう
わかりやすいようにれんしゅうする
がんばる
わからなかったら、ねっちゅうしてしらべる
言うことを紙に書く
とにかくしっていることをはっぴょうする
ホタルのことをいっぱいしらべる
色々なことをもってしらべればよかった
自分がなにを言うかきめておく
→→プロセスに関しては、もっと調べたかったという思いや協力すればよかったという良い気づきが見られます。


(2)アウトプット「はっぴょうのないよう」
もくてき
みんなでまとめる
クモのせいかつを調べる
クモの巣に人間はどうしてくっつかないのか
カワラバッタはなぜ青い?
しくみ
ちしき
やくわり
→→私が再三強調していた「コンセプト:function」に関しての振り返りが多かったので一安心です。昆虫の調べ学習で終わらないように、これからもコンセプトを強調していこうと思いました。


(3)伝え方「はっぴょうのやりかた」
まとめてはっきり言う
もぞうしにぜんぶ同じむきに書くとおきゃくさんは見やすい。
しじぼうを使う
目を合わせる
大きな声で
どうが、げきをする
ないようをれんしゅうして何も見ないでやる
せつめいをする時に図にあらわす
たべもの、すみか、じゅみょうなどファンクションいがいもはっぴょうする
しずかにするとよい
紙しばいにする
もうすこし ゆっくりきこえやすくよみたい
どうが
みんなではっぴょうしたい
まとめる
考える
おもしろいせつめい
教え合う
すこしはやめ
うるさくしない
えを書く
→→ここが多かったですね。自分たちが伝えるべき内容を、どうすれば効果的にアウトプットできるのか、大切なことに子どもたちは気づけたようです。

いかがですか。

子ども達の言葉で、それぞれについて振り返っている様子が伝わったのではないでしょうか。
これらは子どもたちの付箋に書かれた内容です。次回はこれらを使って、どうすればよいグループワークと発表ができるのかを話し合う所から、探究を進めていこうと思っています。

・教員同士の振り返り
授業終了後、アドバイザーの先生方をお招きして、探究のふりかえりを実施しました。

1年生・2年生それぞれの探究活動を教員が専門家の先生と一緒に振り返るのです。

その中で私がとくに印象的だったアドバイスは、
「今、子どもたちは自分の言葉で昆虫について学び、それを語ることはできている。しかし、PYP(国際バカロレア初等教育プログラム)では昆虫について学んでいるわけではない。どうやってコンセプトを身につけ、セントラルアイディア(身につけてほしい世界観)を理解してもらうか。そして、教科の枠を超えた探究テーマ「How the world works」に迫るか。そこが後半戦の勝負ですね。」

子ども達は主体的に能動的に学びはじめています。学びのコミュニティとしても機能しはじめました。しかし、まだゴールには到達していないようです。

これから7回の探究活動でゴールに到達できるよう、しっかりと準備していこうと思いました。

・振り返りについて
実は、ビジネスの現場でも「振り返り」については盛んに議論されています。

リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)
この本で知られる中原淳先生。(http://www.nakahara-lab.net/blog/

・相手に「考えること」をうながす4つの「問いかけ」技法
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakaharajun/20140119-00031753/

この記事は大変参考になります。

普段の授業でも、日常的な子どもとの会話でも、自分の行動を振り返ってもらい、
考えることを促したいものです。

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今日の探究名言

毎日、今日が人生最後の日かもしれない、と考えるとすれば、
いつか、必ずその考えが正しい日が来る。
byスティーブ・ジョブズのスピーチ(スタンフォード大卒業式)
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本日も最後までご覧いただきありがとうございました。