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●開智望小学校のfunctionとは何か。(学校説明会でぜひ確かめてください。)


こんにちは、開智望小学校広報担当の野口です。
いつも開智望ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、毎回開智望小学校の教育について紹介しております。


入学式から怒涛の1週間を終えて、振り返りをしています。

子どもたちと食堂で食べる450円の給食は、5年前に食べていた渋谷の1000円のランチの
何十倍も美味しいと改めて感じながら。




1.開智望小学校のfunctionとは何か。

2.子どもたちが身につけるfunctionという概念とは何か。

3.1、2年生を担当する教員のfunctionとは何か。


では、早速まいりましょう。



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1.開智望小学校のfunctionとは何か。
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ラテン語の「成し遂げること」を語源とするfunction。

function(機能・役割)は、全ての物には判断の対象となるべき目的や役割、動作の仕方がある。と定義されています。
(Making The PYP Happenより)



鍵となる質問は、「それはどんな働きをするの?」であります。


開智望小学校は、何らかの働きをするために新守谷駅の隣に建設されました。
この少子化の時代に、なぜわざわざ新しい小学校が必要なのでしょうか。
そして、開智望小学校はどんな働きをすべきなのでしょうか。


(以下、Making The PYP Happenより)
●自らの学びを大切に考え、責任を持って学習に取り組む児童を見守りつつ、支援を与えてくれる大人の存在がある。
●児童は素晴らしい能力があると見られており、話に耳を傾けてもらえる。
●児童の好奇心と探究心を促し、質問を奨励し、身体的、社会的、知的なレベルで能動的に周囲に関わることが奨励されている。
●学習の進め方や、最終的な到達点が分かりやすく、かつ明確に児童に示されている。
●自立心を備えた学習者となるための道程を、児童が自らの力で判断し進んでいく上で、困難に直面した場合、それに対する支援がある。
●グループの中でも、それぞれの児童の能力や学習スタイルに合わせて、異なる学習体験が用意される。
●PYP の指導に当たる教師間の協力体制が非常に整っており、国際教育の核となる教科融合型学習への取り組みが積極的に進められている。


ここに、開智望小学校の働きを垣間見ることができます。


●自らの学びを大切に考え、責任を持って学習に取り組む児童を見守りつつ、支援を与えてくれる大人の存在がある。
→子どもたちは、24名の少人数学級で教科担任制という仕組みの中で、よりていねいに複眼的に支援を受けることができます。
子どもたちの学びを大切に考えるために、教員たちは日夜研究と振り返りを重ねています。


●児童は素晴らしい能力があると見られており、話に耳を傾けてもらえる。
→私たち教員は24名少人数学級という環境の中で、子どもたちの話をきちんと聞き、必要があればご家庭に連絡します。
40名学級では、きっと全員の子どもたちの話をじっくり聞くことは容易ではないと想像できます。

●児童の好奇心と探究心を促し、質問を奨励し、身体的、社会的、知的なレベルで能動的に周囲に関わることが奨励されている。
→子どもたちの好奇心と探究心をどうしたら醸成できるのか、すべての教育活動で私たちが念頭におく最大の問いです。
時には絵本の読み聞かせを、時にはGoogle Earthを使い、時には外で春を感じることで、好奇心を高めようと
努めています。

●学習の進め方や、最終的な到達点が分かりやすく、かつ明確に児童に示されている。
→わたしたちは、ルーブリックを提示します。どんな目標があり、そのレベル感はどうなっているのか、
活動を始める前に子どもたちと共有するのです。

●自立心を備えた学習者となるための道程を、児童が自らの力で判断し進んでいく上で、困難に直面した場合、それに対する支援がある。
→2年生の教室では、日直が1日を進行していきます。日直が困難に直面しても、振り返りと保護者との連携によって、だんだんと
子どもたちのできることを増やすために力を尽くしています。

●グループの中でも、それぞれの児童の能力や学習スタイルに合わせて、異なる学習体験が用意される。
→すべての子どもたちに平等に接するには、すべての子どもたちに違ったアプローチをすることが理想です。
グループワークを多用し、異なるトピックで調べ学習や探究を進めることを推奨しています。
以前からお伝えしているように、教科の枠を超えたテーマやセントラルアイディア(そのテーマを縦横につなぎ、
本当に身につけて欲しい世界観)を共有することで、違ったトピックを扱いながら、共通の学びの経験ができます。

●PYP の指導に当たる教師間の協力体制が非常に整っており、国際教育の核となる教科融合型学習への取り組みが積極的に進められている。
→教員たちは日々話し合います。どんな問いかけをするか、どんな学びの場を提供するか。


以上のような環境を用意することが、開智望小学校のfunctionの一旦です。

ぜひ4月18日の説明会では、

(例1)開智望小学校ではどうやって好奇心を高めようとしているのか
(例2)開智望小学校ではどうやって子どもたちとコミュニケーションを取っているのか

こうした観点で学校を見学いただければと思います。


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2.子どもたちが身につけるfunctionという概念とは何か。
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さて、学校が始まってから早速はじめての探究です。

タイトルは「学校探検隊」。

開智望小学校にはあって、あなたの幼稚園・保育園にはないものを3つ見つけることができる。

この目標に向かって子どもたちの探検が始まります。


エレベーターや救助用ハシゴなど、着々と子どもたちは学校を発見していきます。



その様子を動画で撮影し、教室に帰ると振り返りです。


「エレベーターの役割は何?」

こう私が問いかけると、1年生の男の子から、


「お年寄りや身体の不自由な人が2階や3階に移動するため」

と答えてくれます。


役割なんて難しいかな、と思いつつ、彼らは自分の言葉できちんと説明できるのですね。


(最初の1週間の彼らの様子はこちらの記事で是非ご確認ください。
【コーディネーター便り】入学式後の1週間を終えて
http://blog.goo.ne.jp/kaichinozomi1/e/0ff7edf5517d0ba8eb9a14bfd40c8f58


そして、学校の中のモノの役割を理解した後は、
学校に関わる人たちにインタビューです。


駅長さん、食堂のコックさん、保健室の先生、

子どもたちは自分の生活に関わる人達に興味津々です。



駅長さんの仕事は何ですか。
駅長さんの役割は何ですか。


子どもたちは、学校のモノを役割・機能という側面から説明できましたが、
早速次の日には、インタビューの中で役割や機能という側面の質問をすることができます。


また、授業の後には、保護者からこんなメールが。


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駅のホームで歩きながら携帯を触らないこと、電車内で電話をしないこと(今日の帰りに実際にみました)等について、
なぜ、自分たちが携帯を持っているのか?
携帯は何をするためにどう使えばよいのか?なかったらどうなるか?
歩きスマホ(携帯)はなぜ危ないか?
など携帯電話のfunctionについて早いうちに探究をしていただければ幸いです。
ついでに電車マナーなども。
大人が厳しく指導するより、自分たちで考えた方がおそらく納得して行動すると思われます。
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保護者の皆さまも私たちがやろうとしていることをご理解いただき、
学校の外でもfunctionについて考える機会を与えるよう助言くださいます。

この翌日には、早速子どもたちと携帯電話のルールを確認しました。



以上、子どもたちが身につけるfunctionという概念の概要です。

このfuncitonは、4月に扱う重要な概念にとどまらず、
今後の5年間、そしてバカロレアの12年間、ひいては人生全般で大切なものです。


数学の関数は英語にするとfunctionですし、
仕事をする上では、目的・納期・コストと、まず目的(function)が最優先されます。


私たちはfuncitonだけではなく、formやchange,causationなど、

一生使える概念を小学校1年生から身につけられるよう日々研究を重ねています。



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3.1、2年生を担当する教員のfunctionとは何か。
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さて、今年は1、2年生のみでスタートした開智望小学校。

果たして、1、2年生という学齢段階で一番大切なことは何でしょうか。


それは子どもたちの好奇心・探究心を喚起することです。


理事長校長にそう何度もわたしたちは語られています。


「何で?どうして?どうなってるの?」

子どもの本質的な問いを私たちは決して蔑ろにしません。


40名の教室では、きっと難しいと思いますが、
24名以下の教室では、子どもたちの疑問を扱い、立ち止まって深めることが可能です。

毎日毎日探究の時間が設定されているので、調べたり、観察したり、実験したりすることも可能です。


小学校1・2年生のうちに好奇心を爆発させることができれば、きっと生涯にわたって学習者となり続けられるのでは
ないでしょうか。



では、実際にどうやって好奇心・探究心を喚起するのか。


ここが保護者の皆様の知りたいところではないでしょうか。


私自身が今年力を入れていくのは本の読み聞かせです。


「どうするティリー?」というレオ・レオニさんの本を使って
先週早速読み聞かせを行いました。


ティリーはねずみです。
ねずみの生活圏の回りにはなぜか大きな壁があります。


「どうやって壁を越える?」


子どもたちにこう問いかけます。


→ハシゴを使えば!?
→ロケットを飛ばせばどう?
→ずっと横に歩いていけば終わりがあるんじゃない?


子どもたちは仮説をぶつけてきます。


でも、壁はどこまでも高く、どこまでも横にも続いているのです。


ここでティリーはある時解決策を思いつくのですが、あなたは壁の越え方がもうわかりましたか。








ただ、読み聞かせをするだけではなく、立ち止まって、思考する時間を設けます。


こうしたことを継続することで、「世の中って面白いな!」と子どもたちには是非感じてほしいのです。






本日のブログはここまでです。


ぜひ4月18日の説明会にてお待ちしております。


●説明会予約フォーム
http://www.kaichigakuen.ed.jp/nozomi/pg91.html