読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

●日本には何台自動販売機があるの?(1年生のつぶやきとフェルミ推定)

こんにちは、開智望小学校広報担当の野口です。
いつも開智望ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、毎回開智望小学校の教育について紹介しております。

 

・プールの行き帰りのバスの中で・・・

開智望小学校では、2学期になってからプール学習を行っています。

全8回 バスで常総運動公園に通いました。

 

その車中で、私のクラスの男の子が、こうつぶやきました。

「日本には何台 自動販売機があるんだろう?」

 

あなたなら、どう答えますか?

 

「知らないよ。つべこべいってないで静かにバスにのっていなさい!」

「家に帰ってお父さんに聞いてみなさい!」

「くだらないこと考えないの!」

 

こんな回答ならば、子どもの好奇心の芽は育たないでしょう。

 

私は、この発言を聞いて、とあることを思い出しました。

 

フェルミ推定フェルミ推定 - Wikipedia

 

フェルミ推定フェルミすいてい、: Fermi estimate)とは、実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す。オーダーエスティメーションともいわれる。

 

例えば「東京都内にあるマンホールの総数はいくらか?」「地球上には何匹いるか?」など、見当もつかないような量を推定する。

フェルミ推定で特に知られているものは、アメリカシカゴには何人(なんにん)のピアノの調律師がいるか?」を推定するものである。これはフェルミ自身がシカゴ大学の学生に対して出題したとされている[3]

 

<その他参考>

5分で理解するフェルミ推定 マンホールの蓋はいくつある?

 

フェルミ推定を考えるポイント

フェルミ推定で重要なことは、

1.推定すべき内容に対してどのような条件が存在するかピックアップすること
2.その条件に対して数値を仮置きすること
3.論理建てて道筋を示すこと

となります。更に、フェルミ推定を活用するためには、

4.自分に都合の良い数値が仮置きされていないか再考すること

も重要だと考えます。

 

というわけで、自分なりに考える大変いい題材ということがわかりますね。

 

私は、この時、「今度探究でみんなで一緒に考えよう!」とだけ言いました。

 

さて、ここからが私のフェルミ推定です。

 

ぜひ、あなたも、1分間でかまいませんので、「どうすれば日本の自動販売機の台数が求められるのか」を考えてみてください。

 

・たとえば・・・

1日に1回自動販売機を使うから・・・

自動販売機には、飲料系とたばこがある・・・

 

いろいろな切り口が考えられますね。

 

◎実践×先行知識×仮説

 

私は、この3つでいきたいと思います。

 

<実践>とりあえず1km²あたり何台自動販売機があるのかを歩いて調べてみました。

すると45台ありました。ここでは、切り良く50台としてみます。

 

<先行知識>日本の国土は380,000 km²ですね。

 

<仮説>おそらく日本の国土のうち、人が住んだり通ったりする割合は30%くらいではないだろうか?と仮説を立てました。そう思う根拠は私の経験値ですね。(あまり良い論証ができず反省しました。)

 

その3つを掛けあわせると、こんな式になります!

 

1km²あたり【50】台 × 【380,000】 km² × 【0.3】=【5,700,000】台

 

さて、気になる答えは????

 

 

 

日本自動販売機工業会の2013年度のデータによると

普及台数 509 万台(http://www.jvma.or.jp/information/fukyu2013.pdf)です。

 

なかなか良い線に行けました。一安心です。

おそらくさらに増えていると思うので570万台に近づいているかもしれませんね。

 

もちろん、今回のフェルミ推定以外のやり方でさらに筋の良い推定ができることもあると思います。

 

大切なのは、【既知】を駆使して【未知】を解決することです。

 

こうした課題を子どもたちが大人になった時に解決できるように、

今から探究の授業、そして探究型の算数を行う必要があるのではないでしょうか。

 

今回のブログは以上です。

最後までご覧いただきありがとうございます。