●3分でわかるアクティブラーニング~第2回 ぬまっち先生のアクティブラーニング(全6回シリーズ〔2/6〕)

こんにちは、開智望小学校広報担当の野口です。
いつも開智望ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、毎回開智望小学校の教育について紹介しております。

 

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開智望発表会 - 開智望小学校

 

●今 話題の 学芸大学付属世田谷小学校6年1組 担任 沼田晶弘先生の研究授業を見てきました。

 

ぬまっち(沼田 晶弘)@小学校教諭

twitter.com

 


沼田晶弘  MC型教師

 

子どものやる気を引き出す! MC型教師・沼田晶弘先生の授業に潜入 | QREATORS

 

●アクティブラーニングとは?

アクティブラーニングとは、能動的学習の総称です。

「学生を巻き込んだ学生自身が活動し、その活動自体について思考する、取り組みの全て」(Bonwell&Eison,1991)

「授業において、学生が単に『見たり』『聞いたり』『ノートをとったり』する以上の活動をするようデザインされた教授内容に関すること全て」(Felder&Brent,2009)

「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学修法の総称」(文部科学省,2012)

●3分でわかるアクティブラーニング~第1回 アクティブラーニングとは?(全6回シリーズ〔1/6〕) - kaichinozomi’s blog

 

 

前回のブログでは、アクティブラーニングを能動的な学習の総称とお伝えしましたが、

まさに沼田先生の教室には子どもたちの能動的な学習が体現されていました。

 

●授業について

 

「世界一のクラス」を掲げ、38名の児童たちは100のプロジェクトを遂行し、

小学校生活の総まとめとして、遠足を企画していました。

 

遠足の行き先について4ヶ所の候補のどこがいいのか、プレゼンテーションとディスカッションを進めていきます。

 

新宿、川越、横浜、お台場の4ヶ所について

準備された素晴らしいプレゼンテーションがありました。

 

私は、教室の前方のドア付近から、発表する子はもちろん、

話を聞く子どもたちの表情をじっと観察していました。

 

普段から授業を参観させていただく時は、教室の後方ではなく、

子どもの表情が見える横か前方から見ていると、授業の良さがわかりますね。

 

4グループのプレゼンテーションが終わると、

前半後半5~7分程度のディスカッションが始まります。

 

電車の混み具合から、

昼食を食べる場所の良さ、

そして他にはない運気アップなどの魅力を

どんどん主張しあっています。

 

感心したのは、きちんと「主張+根拠」で意見を言えていることでした。

 

<新宿へ行くときは乗車率185%だから~~~(詳細は忘れましたが)>

<お台場は時間はかかるけど、乗り換えが少ないからGood!>

<そもそもどんなに混んでいても遠足の大切なポイントはみんなで楽しむことだから、

別にどんなに混んでてもいいんじゃない?>

 

こうした意見が多数出続けます。

 

周りには50名程度の全国から集まった教員が見ていましたが、

本当に白熱教室と呼ぶにふさわしい「場」が出来上がっていました。

 

と、ここまで話題のアクティブラーニングの最先端(?)について

感心したことを述べましたが、ここからは私の考察です。

 

●なぜ こんなにアクティブになれるのだろうか?(Causationから考える)

 

①日々の子どもたちとの小さなやり取りを疎かにしないこと。

 

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子どもたちは毎日沼田先生と日記により、心の交流をしているとのこと。

私のクラスでも3学期から家庭学習ノートに取り組んでいますが、

子どもたちとの信頼関係の深まりを実感しています。

 

授業だけでは、消化できないこと、日々気になっていることを

先生は分かってくれている

自分を見ていてくれている

 

こうして子どもたちが安心できることが、白熱教室の背景としてあるのではないでしょうか。

 

それは、毎日の積み重ね以外なにものでもありません。

 

②環境づくり~学ぶ「場」づくり~

 

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教室の写真を撮らせていただきましたが、

 

電子黒板があったり、タイマーがあったり、教室の後方にはたくさんのお花が。

 

こうした小さか仕掛けによる環境づくりが大切ですね。

 

この点は大いに真似させていただきます!

 

 

 

●私だったらこうする?(Changeから考える)

 

いつも私だったら、どうしていたかなと授業を見せていただくときは、

考えます。

 

じっとディスカッションを観察してると、

たくさん意見を言う子もいれば、あまり意見を言えない子もいます。

 

そして、立場が強い子が数多くの意見を言っているのではないか、

という場面も見受けられました。

(もしかすると私の勘違いかもしれません。)

 

そこで、たとえば、授業の途中に

せっかく前半・後半もあるのですから、

ハーフタイムがあったらどうでしょう。

(もしかすると私が少し席を外した時間に、これを行っていたら、沼田先生すみません。)

 

◎ハーフタイムには何をやるか。

これまでの前半のディスカッションを振り返って、

付箋に「共感」「疑問」「感想」を書く。

 

それをペアで共有する。

 

さらに、出た意見を電子黒板に投影して、共有してから

後半に臨む。

 

→Think Pair Shareの導入★(アクティブラーニングの手法の一つ)

 

これによって、皆の前で意見を言えない子の貴重な意見も拾えますね。

 

●最後に

 

想いが学びを創る。

 

授業後の教員同士の討論を終えて、

最後に、元校長先生のお言葉が今でも強く胸に残っています。

 

沼田先生のクラスは、

 

何と上記の4ヶ所のいずれかに遠足で訪れた後、

 

新宿のルミネtheよしもとでお笑いライブを見て、

帝国ホテルでディナー

そして、リムジンで帰ってくるそうです。

 

 

「こんなことが小学生に許されるのか」と思ってしまいますね。

 

 

しかし、沼田先生への想いがこうした遠足を実現させるのです。

 

というわけで、とりとめのないブログになってしまいましたが、

今話題のアクティブラーニングの最先端沼田先生の授業から学ぶことは

多かったです。

 

 

とはいえ、開智望小学校の1・2年生も負けてはいません。

 

ぜひ、開智望発表会にお越しいただき、

子どもたちの白熱した演技をご覧いただければ幸いです。

 

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