●Reflection(振り返り)とは、今の自分から過去を振り返るのではない?!

こんにちは、開智望小学校広報担当の野口です。
いつも開智望ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、毎回開智望小学校の教育について紹介しております。

 

●3月22日が修了式です。

 

開校からまもなく1年が経とうとしています。

昨日は開智望(Nozomi)フィジカル(Physical)チャレンジ(Challenge)マラソン(Marathon)略して「NPCM」が開催されました。

 

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子どもたちは、20分休みや体育の時間を使って体育館でマラソンの練習に励んでいました。

 

お友だちと競うのではなく、自分の目標タイムを達成するためにがんばっていました。

 

当日の朝は、マラソンのコツを子どもたち同士で共有しながら精一杯最後まで走り抜ける姿が印象的でした。

また練習では全力を出し切れなかった子も本番は大歓声の中走りきり、子どもたちの成長を大いに感じました。

 

●Reflection(振り返り)とは、今の自分から過去を振り返るのではない。

 

さて、開智望小学校は振り返りが大好きな学校です。

 

1つの授業単位では、その授業の明確なねらいがあり、そのねらいが達成できたのかを自分の言葉で振り返ります。子どもたちに身につけてほしいことは先生のまとめとして伝えることも忘れません。

 

1日単位では、朝の目標を帰りの会で振り返ります。1分程度で発表することもあります。

 

1ヶ月単位では、できるようになったこと、がんばったことを振り返り担任とミニ面談を行います。ここでは、子どもたちの課題や困っていることを教員が把握します。

 

1学期単位では、自己評価として生活面や学習面を自分で振り返ります。通知表に同封して記録していき、保護者とも情報を共有します。

 

そして1年間の単位では、入学式で発信した「夢宣言」に対して達成度合いを振り返りました。

 

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この子(以下の2名含めて)は4月には平仮名カタカナすら危うかった小学校1年生です。自分の夢に向かってがんばっている様子が窺い知れ思わず感動してしまいました。

 

困っている人を助けるため(Causation)という姿勢が大変素晴らしいですね。

 

他にもご紹介しましょう。

 

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宇宙飛行士を目指して、この女の子はいつも頑張っています。

とても綺麗な字で具体的に書けていますね。

 

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小学校1年生の作文を見てきましたが、国際バカロレアのPYP(初等教育プログラム)では、振り返りについてどう書かれているのでしょうか。

 

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昨年度大変お世話になった久保先生の監修翻訳より引用させていただきましたが、

上記の「振り返りができる人」は学習者像です。

 

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そしてKey Concepts(正解が一つではない課題に対して考えている力をつけるための道具)のReflectionでは、「私たちは何をどう分かったの?」と書かれています。

 

 

最近読んだ本には、こんな一節がありました。

 

将来の自分を起点に、今現在を振り返ること。今の自分から過去を振り返るのではなく、未来の自分が今の自分を振り返ったら何を思うのかな、と。

こんなふうにするんです。たとえば5年後でもいい、未来の「大成功している」自分を思い浮かべてみます。次に、その5年後の自分の目線で、今苦境のなかにいるダメダメな自分を眺めるのです。
すると不思議なことが起こります。「これくらい苦労しないと、成功するはずないよな」と思えてくるんです。「これだけ苦労したら、成功するのも当然だな」とー。
 
『5年先のことなど考えるな』より
 
 
 

 

5年先のことなど考えるな (PHPビジネス新書)
 

 

 

 

NPCMのところで書きましたが、大切なのは、ここです。

お友だちと競うのではなく、自分の目標タイムを達成するためにがんばっていました。

 

自分の目標と今の自分のギャップをどう埋めるか。

 

⚫︎未来を起点にフィードバック(叱る場面での子どもとの関わり方)


日頃の授業や生活する上で子どもたちを叱る場面がたくさんあります。

その時に子どもたちにどんな声掛けをするのか。

 

廊下を走った場合、

「廊下を走るのはおかしいよ!いけないことなんだよ!やめなさい。」

→ルールを守らせる。

 

「廊下を走るのは危ないよ。2年生なのに1年生のお手本になれないなんて変だよ」

→自立を促す

 

「廊下を走るのはやめて。誰かにぶつかってあなたが怪我したらいやだ。」

→Iメッセージ(わたしはいや)

 

「廊下を走るのは宇宙飛行士になってからこまるよ。宇宙飛行士は人類全体の代表なんだから、当たり前のことができてないと宇宙飛行士になれないよ」

→夢からの逆算?!

 

最後の例は少しひどいですが、

同じ現象というか事案が発生した時に、教員や保護者がどんな視点(Perspective)で子どもたちに声をかけるのかは、とっても大事ですね。

 

最近話題の菊池省三先生の本でもこんな一節があります。

 

 

 

怒るとは、「自分中心の感情で相手に接すること」。

叱るとは、「相手の存在を認め成長を願って強く意見すること。」
 
『学級崩壊立て直し請負人 大人と子どもで取り組む「言葉」教育革命』より
 
 

 

学級崩壊立て直し請負人: 大人と子どもで取り組む「言葉」教育革命

学級崩壊立て直し請負人: 大人と子どもで取り組む「言葉」教育革命

 

 

 

子どもたちに対して怒ってばかりではなく「この子の夢はなんだろう?その夢を叶えるために、どんな声をかけたらいいのだろう?」という問いを胸に新年度も子どもと関わっていきたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。1年間の成長の振り返りは次回へ続きます。ご期待ください。

 

4月の説明会はこちらです。是非ご参加ください。

 

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