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●Guided Inquiryの真髄は概念的思考にあり~2年生の探究ユニット1レポート

こんにちは、開智望小学校広報担当の野口です。
いつも開智望ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、毎回開智望小学校の教育について紹介しております。

 

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・【予告】5月21日(土)は学校説明会、5月28日(土)は運動会です。

 

学校説明会が5月21日にございます。今回は探究のお話はもちろん、英語のお話もさせていただきますので、ぜひご期待ください。

 

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ご予約はこちらから可能です。

↓↓↓

説明会予約フォーム - 開智望小学校

 

・Guided Inquiryの真髄は概念的思考にあり

 

今回のブログでは平成28年度2年生の最初の探究ユニットを例に

Guided Inquiryの真髄は概念的思考にあり」というお話をさせていただこうと思います。

 

説明会では、探究の概要と教科の学び・行事のお話が中心になりますので、

説明会に参加される方にぜひお読みいただきたいです。

 

まずは、「Guided Inquiry」という部分です。

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英語で申し訳ございませんが、右上の探究が「Guided Inquiry」です。

子どもたちをある一定のレベルまで引き上げ、知識を身につけさせ、スキルを習得するように、探究はガイドされたものであるのです。

 

子どもたちの主体性、能動性を担保しつつ、教員が身につけさせたいことを

どのようにやらせるのでしょうか?

 

・探究の全体像

 

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①身近な守谷の観察(具体的なものを分析する)

②守谷の仕組みを考える(一般化、抽象化、普遍性の抽出)

③"人々と街"(守谷ではなく一般化された概念)の相互作用を探る

"人々と街"の"相互作用"を踏まえて、具体的なトピックに戻り、具体的な守谷の未来を考える

 

まず、教員の中で上記のようなシナリオを描きます。

 

この中で、「質の高い問いを創り」「質の高い問いを考えさせる」のがGuided Inquiryです。

 

 

①身近な守谷の観察(具体的なものを分析する)

 

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学校の外に見える新守谷駅を徹底的に観察すると、問い(疑問)が出てきます。

そこからグループワークで何を調べようか、何を明らかにしようか考えるのです。

 

②守谷の仕組みを考える(一般化、抽象化、普遍性の抽出)

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色々な疑問が出てきたら、それを全て解き明かしてもGuided Inquiryにはなりません。

いくつかの問いの中から特別質が高い課題を特定していくのです。

 

もちろん、質が高いものが最初から出てくるわけではありません。

しかし、ここで質の低い問いをいつまでも考えさせていては、

探究のゴールである本物の知識を付けることも、スキルを習得することも難しくなってしまいます。

 

そしてグループワークで、仮説→検証→発表→考察という流れになります。

 

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③"人々と街"(守谷ではなく一般化された概念)の相互作用を探る

 

上記のグループは工場というトピックを扱っていました。

途中のグループワークでは、それぞれのグループが違うトピックを扱いました。

もちろん全てのグループが同じトピックを扱うこともあります。

違うトピックを扱った方が、より立体的に街と人の関係を探ることができますね。

 

こうした抽象的思考が小学校2年生にできるのか、と時折ご指摘をいただきますが、

子どもたちの力は本当にすごいですね。できてしまうんです。

また、こうした活動の背景には「積極的主体的社会観」を身につけてほしいという教員たちの願いが隠されています。

 

社会は固定化されたものではなく、人々が苦心して築きあげてきたものであり、

今後さらに発展したり変化する可能性があると。

こうした価値観を3年生の社会が始まる前に身につけさせたいという願いがあるのです。

 

さて、終わりがだんだんと見えてきました。

 

子どもたちは「守谷」という街を立体的に理解しはじめて、

その中には「守谷」だけではなく、「街一般」にいえることも掴み始めています。

 

次の活動は「●●視点」で考えるというものです。

駅長さん、市長、工場長、農家さん、サラリーマン

この5つの視点から街を見てみました。

 

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工場長は、昨年明治みるく館に行ったので食品工場目線で考えられています。

Yチャートを使って知覚的に見えているもの、聞こえてくる音、話している言葉を想像し、さらに願いや困り事を考えます。

 

相手の立場に立って考える訓練ですね。

 

 

"人々と街"の"相互作用"を踏まえて、具体的なトピックに戻り、具体的な守谷の未来を考える

 

さて、最後は、守谷の未来を考える活動です。

 

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守谷のある場所を特定し、子どもたちは、●●視点(工場長や駅長目線)で

未来の街を考えます。

 

工場長が工場ばかり、作ったら、暮らしやすい街にはなりませんね。

ある程度制約を与えるからこそ、子どもたちの思考は高度化するのではないでしょうか。

 

・まとめに変えて

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この中で大切なのは、概念的思考です。

 

①~④の中で子どもたちは概念的思考をもとに考える力を身につけていきます。

 

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上記は説明会でも詳しくお話しますが、

探究の学びでは、目に見えない非認知スキルも重視しています。

 

そして、大切なのは、概念的思考です。

 

今回のブログでは、

Functionの使い方(駅や街の役割っって何だろう?仕組みって何だろう?)

Perspectiveの使い方(工場長視点で考えよう!駅長はどんなことを考えているのかな?)

Responsibilityの使い方(未来の街を考える時、●●視点の当事者意識を持って考える)

 

この3つを伝えたかったですが、少しはイメージが湧きましたでしょうか。

 

今後も探究のことを不定期で詳しくお伝えしてまいりたいと思います。

 

ぜひご覧いただいた方の何かしらのご参考になれば幸いです。