●協働学習における思考とは?~異学年齢算数の風景から

こんにちは、開智望小学校広報担当の野口です。
いつも開智望ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、毎回開智望小学校の教育について紹介しております。

 

・開校してから1年半が経過しました。

つい2年前までは新守谷駅の前は森でした。

 

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その後、校舎が出来上がって開智望小学校が誕生。

時の流れは早いものです。

 

平仮名さえ書けなかった子が

立派な作文を書く、人前で発表する、1年生のお世話をする。

子どもたちの成長を見られるのは教員としての醍醐味ですね。

 

・異学年齢算数から考える協働学習における思考とは?

さて、先日2回目の異学年齢算数を実施しました。

 

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写真には1年生から3年生までが写っています。

異学年齢の子たちがグループワークで協働的に学びます。

 

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・単なる遊びにならない

・きちんと図形に関する認識を深められる

・かと言って難しくならない

・子どもたちがやる気になる

・複数の課題に取り組み、前の課題の学びが次の課題に活かされる

 

こうした条件に当てはまるワークを実施していきます。

 

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子どもたちが協力して課題を解決していきますが、いくつかの行動を見ていると

以下の4つの行動に分類できるのではないか、と思いました。

 

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①何をやればいいかわからない子

 1年生の中には、何をすればいいのか理解できない子がいました。

 すかさず2年生や3年生が優しい言い方で作業を説明します。

 まずはきちんと作業を理解することが協働学習では欠かせません。

そのためには

 

目の前のことに集中する姿勢・相手の目を見て話を聞く・分からないことがあったらきちんと確認する

 

こうした要素が不可欠です。

 

②ブロックをつみあげる子

 

続いて単にブロックを積み上げる子がいます。

ブロックをさわってるうちに、楽しくなってしまい本来の目的を忘れてしまうんですね。

 

これは大人でも注意が必要です。

 

あと3時間で友人がお家に遊びに来る。

「片づけよ!(目的)」と思っても、

いざ片付けを始めると、「あ、こんな本もあったな。あ、こんな所にアルバムが」

気づいたら本を読んだり、アルバムを開いて・・・

 

あっという間に3時間経過。

 

私が子どもの頃、こうした母の姿を何度も目撃しました。

 

③目的から目の前の作業を考えられる子

きちんと目的から考えられる子は、他の子が目的から考えて不要なブロックをならべようとすると「それは違うよ」と指摘することができます。

 

これも仕事をする上では大切ですね。

 

何のためにコピーをするのか。

この作業の裏にはどんな目的があるのか。

 

こうしたことを考えられる人と、

・ただ指示を待って動く人

・眼の前の作業しか見えていない人

 

大きな違いがあるのではないでしょうか。

 

④目的から別の作業まで考えられる子

早い段階から、このレベルまで考えられるとチームに貢献することができますね。

 

給食や掃除の時に、目的から考えて別の作業を思いつける子。

とてもソーシャルスキルが高いと感じます。

 

掃除をしていると、さっとちりとりを持ってきてくれたり、

給食の時に、配り終わっていない牛乳を運んでくれる子がいるんですね。

 

大人になってからも業務全体から自分の作業を定義し、

全体が終わるために自分が何をすべきか考えられると組織で重宝されますね。

 

・まとめ

協働学習において子どもたちは大きく分けて①~④の行動をとる。

教員として保護者として将来を見据えて、できれば④のような行動を取れるようにサポートしていくとよいのではないか。

 

今回のブログは以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。