開智望小学校の家庭学習の様子:こうして概念は形成される

こんにちは、開智望小学校広報担当の野口です。
いつも開智望ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、毎回開智望小学校の教育について紹介しております。

 

・探究は続くよ、どこまでも・・・

 

まずは、こちらをご覧ください。

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1年生の男の子が家庭学習ノートに漢字辞典でカブトムシについて調べてきました。

「とってもいいことが分かったね!じゃあ、明日はクワガタについて調べてみよう!」

私は声をかけました。

 

すると、翌日はこんなノートが提出されました。

 

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絵がついていて目に見える特徴(Form)がしっかりと捉えられています。日ごろから色、形、大きさを丁寧に観察しているので、秀逸な絵ですね。

 

その翌日は、

 

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私に認められてやる気を出したのか、ご家庭でフォローいただいているのかわかりませんが、彼の探究は止まりません。

 

次は、ホタルのことを調べてきました。ここで私はこう思いました。

(しめしめ、いい方向にきた!前に子どもたちとホタルを探究した時のことを思い出したな。あっちに行くといいな・・・)

 

そして、次のノートです。

 

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お父さんとのスキーのお話しがありましたが、

「ほたるがなぜ光るのかしらべてみよう!」が私のコメントです。

 

そして、さっそく、この子はタンパク質にたどり着きます。

 

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右下の図が秀逸ですね。

そして、すかさず私からはクラゲの話につなげました(Connection)。

 

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こうして最初はカブトムシから始まった家庭学習ノートがホタルやクラゲを経て、タンパク質という抽象に行きついたのです。これは1年生のノートです。

 

タンパク質という概念は通常の発達心理学的には5年生以降の形式的操作ができないと捉えられないはずです。もちろんこの男子もどこまでわかっているのかは微妙です。

しかし、こうした毎日毎日教員と子どもで細かくやり取りをすることで、だんだんと子どもの脳みそを耕せる(概念が形成される)ということがわかりました。

 

さて、明日はどんな家庭学習ノートが届くのかとっても楽しみです。