読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

子どもたちの主体性を育むのぞみ小の教育とチャレンジ

若干、こちらのブログの更新が滞りました。

のぞみ小の教育について、

日頃の様子(Daily Blog)とは別の目線で、

少し掘り下げた話題を今回もお伝えしたいと思います。

 

5月20日(土)、本日は運動会1週間前になります。

今週も、体育の時間での競技練習、

異学年学級の時間での話し合い、

ユニット全体での応援練習、全員でのダンスの練習…

様々な練習を進めてきました。

 

のぞみ小の学校案内や説明会でも伝え続けている、

「子どもたちの主体的な学び・行動」を育むために、

皆さんはどのような方法をイメージされるでしょうか。

 

まさに、いま、のぞみ小でも、

 日々の子どもたちの成長に働きかけられている部分

 もっと子どもたちの主体性を育めるはずという意見

様々な検討を教員間でも振り返り(Reflection)ながら

子どもたちと向き合っています。

 

現状は、開校3年目。4年生が最上級生ののぞみ小学校。

本当の意味での「子どもたちの主体的な取り組み」には

発展途上の段階にあると思います。

 

 すべてを子どもたちにまかせ、常に子どもたち同士で議論をし、

 方向性を決めてもらい、目標を決めてもらい、

 内容を決めてもらい、自分たちで練習してもらい、

 そして本番を迎え、しっかりと行事をやりきる…

 

これが理想の主体的な取り組みの姿と言えます。

現実的には、子どもたちが議論をすることは、

普段の学び(探究的な学びによるグループワーク等で培われている)

から、そのスキルは身についていて、行うことができる。

 

方向性を決めたり、目標を決める部分は、

現状はスローガンを自分たちで決めている。

競技の内容については、昨年度の結果を子どもたちが思い出し、

運動会が盛り上がるためにどうすればいいか、

競技のアイデアを出そうとしながら、

現実的に本当に時間内にできるのか、妥当なものなのか、

教員がチェックし、上手にその部分を伝えながら、

子どもたちが最終的に競技を決めている。

練習は、練習自体を子どもたちがまだ運営することはできず、

教員が段取りをつけながら、自分たちで練習をしている。

こんな感じでしょうか。

 

これを、「子どもたちの主体的な取り組み」と捉えるかどうか、

意見が分かれるところかもしれません。

子どもたちにすべてを任せる勇気と度胸が

のぞみ小の教員にまだまだ足りないのかもしれません。

子どもたちがしっかりと議論し、考えるには、

もっと時間が必要で、前年度の3学期くらいから

子どもたち同士の話し合いの場を

どんどん作る必要があるかもしれません。

現実には3学期の行事(昨年度なら望発表会:劇)で

本当に多くの時間を割かれるなかで、

運動会のことも考えるのは、今の4年生までの子どもたちには

難しいのかも知れませんし、それも先入観かもしれません。

 

子どもたちが自分たちの行進の様子をみて、

上級生が下級生にアドバイスをして、また練習する。

異学年学級(ホーム)でのリレーの走る順番を

自分たちで議論して決めて、少しでも自分たちで

バトンパスを練習して、作戦を立てて、本番に臨む。

ダンスの振り付けから動きまで、子どもたちが自分で考え、

ダンスリーダーがそれぞれのホームでほかの子どもたちに

踊り方を教えて、みんなで練習する。

 

…これだって十分「子どもたちの主体的な活動」かもしれません。

 

開智学園は、のぞみ小だけでなく、こうした

「子どもたちの主体的な学び・学校生活」を常に意識しています。

先週は、埼玉県の岩槻にある

開智中学・高等学校で体育祭が行われました。

実行委員長を中心に、スローガンを決め、全校生徒に周知し、

生徒たちが自分たちで競技を決め、練習のシフトを決め、

上級生が下級生に練習を教えます。

応援団も自分たちで結成し、応援方法を考え、練習します。

当日は、会場設営、用具の準備、競技前の招集、他学年の応援、

諸々多くのことを子どもたちが主体的に取り組んでいます。

 

従って、学年が上がることによって、

その主体的な活動範囲が広がり、活動レベルが上がり、

完全に近い主体的な運営まで持っていけるのかもしれません。

 

学校生活の主体性は、先ほどもちょっと書きましたが、

普段の学びにおける主体的な取り組みがつながっています。

自分で興味関心を持って、自分で疑問をもち、問題点を見つけ、

それに対する自分の考えを持ち、検証し、結果を考察し、発信する。

 

行事において子どもたちが取るアプローチはそっくりです。

従って、のぞみ小の子どもたちは、もしかすると、

日頃の学びで学び方を学んでいることで、

学校生活・学校行事における主体的な取り組みが

早い段階からその充実度があがるのかもしれません。

 

いずれにしても、残り1週間。

さらに子どもたち同士てどのように変化し、

本番に向けた雰囲気を作ることができるのか、

楽しみにしたいと思います。

 

周りの教員が力を貸す場面が減っていくといいですね。

それは、ご家庭で主体性を発揮できるような教育を

実践する際も、難しさを感じるのではないかと推測します。

必要なのは、「信じること」「忍耐」などでしょうか…

 

こちらから手をすぐに差し伸べていいものを作るのは簡単です。

我慢して我慢して、子どもたちの気づきを待ち、

子どもたちの思考ステップに付き合い、

いいものを彼らだけで作り出せるから任せるという信頼、

周囲がそういった覚悟を決めることで、子どもたちの成長は

一段と加速するのかもしれません。

 

さて、1週間後、のぞみ小の子どもたちはどうなることやら…